当協会が判断できるものではありません。当該の道路管理者様にご確認ください。
尚、当協会では次の内容を確認しております。
《1.国土交通省への確認》
平成11年3月31日付で建設省道路局から『電線、水管、ガス管又は下水道管を地下に設ける場合における埋設深さ等について』通達(建設省道政発第32号、建設省国発5号)の通り、水道用ポリエチレン二層管(JIS K6762 1種管)を含む給水管は本通達の用途対象となっていません。
~以下、通達抜粋~
4 運用上の留意事項
(5)施行令第11号第3号に規定する本線とは ~中略~ なお、給水管及び引込線は、同号に規定する本線に該当しない。
※施行令第11号第3号:水管又はガス管の占用の場所に関する基準
ただし、当協会では本通達の『適用対象とする管路等の種類及び管径』にある水道用のポリエチレン管の性能と水道用ポリエチレン二層管(JIS K6762 1種管)を比較した性能評価を建設省道路局国道課に依頼しました。
その結果、平成11年12月21日に『通達記載の管種と同等以上の性能がある』と認められるとご連絡を頂きました。
これにより、水道用ポリエチレン二層管(JIS K6762 1種管)の浅層埋設(道路下埋設)は可能と判断されます。
また、本件に関しあらためて平成29年3月3日、国土交通省道路局路政課道路利用調整室に上記の見解が現在でも有効であることを確認致しました。
●参考資料
水道用ポリエチレン二層管(JIS K 6762)道路下埋設技術資料 水道配水用ポリエチレン管との強度比較:技術資料No.99-03
資料はこちら ⇒20160302 道路下埋設技術資料.pdf
※省庁名、部署名などは見解を頂いた当時の名称です。
《2.公益社団法人日本水道協会による検討》
公益社団法人日本水道協会では、建設省の検討状況に合わせ、より実践的な水道管路の浅層化についての検討を進めるために「水道管の浅層埋設に伴う管路並びに付属器具に関する調査専門委員会」を平成10年6月に設置して水道管材料の安全性に関する評価・確認、仕切弁や消火栓、空気弁等、付属器具が浅層化に対応するための技術的な検討などを行い、報告書としてまとめている。
その中で、水道用ポリエチレン二層管(JIS K6762 1種管)は最小埋設深度となる60cmでも安全性に問題ないと結論が得られている。
●参考資料
水道管の浅層埋設に伴う管路並びに付属器具に関する技術的検討報告書 抜粋(社団法人日本水道協会 平成11年10月)
資料はこちら ⇒技術検討報告書.pdf
※省庁名、協会名などは当時の名称です。
(2018年07月11日)